偏食への対応について
偏食の形
偏食の形は本当にさまざまですよね。
環境が変わると食べられなくなる方、
特定の物しか口にできない方、
見た目や食感へのこだわりが強い方など。
そらりすでは、
必要以上の促しはしませんでした。
「ルールへの統一」を促す方法も考えられますが、特性によってはうまく機能する一方で、ご本人への負担が大きくなり、行動障害などの二次障害につながるリスクもあります(実際にそのようなケースを見てきました)。
一方で、統一できる能力があるにもかかわらず、最初に適切な促しを行わず、「好きなものを好きな量だけ食べられる」と学習してしまうことで、結果的に食べなくなってしまうケースもあります。
このあたりの判断は非常に難しく、実際には個々の特性に合わせて、日々調整していくことが大切だと考えています。
これは、食事に限らず、その他の生活習慣でも同じことが言えますよね。
そのため、現場での状況判断や保護者・関係機関との相談を踏まえながら、慎重に方針を決めていく必要があると感じています。
実際の対応として、食事が進まない場合には、
食べられる物(菓子類含む)から様子を見る対応を取り、まずはエネルギーを確保することを優先しました。
賛否あると思いますが、うちではそうしました。
実際の食事例

通所先や実家帰省時のエネルギー総量を考えながら調整すると、
大幅に体重減少しなくて済みました。
※この際も、
他の利用者さんの目に入らないようにします。
(食べたくなってしまうので笑)
新しい環境に慣れることで起きた変化
入居当初は食事がほとんど進まなかった方が、
何か月か経ってから急に食べられるようになったケースもあります。
また、一斉食事に切り替えたことで、
周囲の様子を見ながら促しなしで完食できるようになった方もいました。
今でも特定の食材をどうしても食べられなかったり、
体調不良等によって、一時的に変化することはありますが、
日常的に食事について考えることはほとんどなくなっています。
食事は、
長年の習慣でも、環境に合わせて少しずつ変化していくことが可能なのだと実感しています。
結果的に、1年くらいかけてうまく馴染んでいったといえるのではないかと思います。