幼少期こそ新しいことに挑戦しよう!
前回の続きです。
今回は、将来の暮らしを見据えたときに、
「本当にその人の力になる支援とは何か」について考えてみたいと思います。
「安心」を与えすぎる支援
未知のことに挑戦するとき、障害の有無に関係なく、人は誰でも不安を感じますよね。
それでも一歩踏み出してみて、
「思ったより大丈夫だった」
「やってよかった」
と感じた経験はありませんか。
私は、障害が重い方であっても、
この「やってみたら大丈夫だった」という感覚を、繰り返し経験することが大切だと考えています。
現在の障害者支援では、慣れた環境・人・スケジュールをできる限り固定し、新規性や変化を避ける支援が主流です。
見通しが立たない状況に強い不安を感じやすい特性を考えれば、こうした支援には確かに大きな意味があります。
短期的には、不安を和らげ、行動を安定させる効果も高いでしょう。
しかし一方で、
「自分が変わらなくても環境が変わる」
「強く訴えれば環境を整えてもらえる」
という学びが、積み重なっていく可能性もあります。
それは決してご本人の「わがまま」ではありません。
そう学ぶ関わりを、私たちが積み重ねてきた結果です。
その結果、不安や不快と向き合い、
自分なりに折り合いをつける経験が、少しずつ減っていってしまうのです。
現在は「無理のない範囲で」がセオリーです。
しかし本当に大切なのは、「どこまでならいけるのか」を見極めることではないでしょうか。
そこに、この仕事の最大の専門性があると、私は思うのです。