グループホームへの入居を考えるとき、
保護者の方からよく聞くのが、

「今までの生活は、どこまで続けられるでしょうか?」

という不安です。

生活全体に関わることですが、
今回はその中でも「食事」について書いていきます。

そらりすの食事支援について、
なぜ今の形になったのか、実際に現場で起きたことをもとにまとめました。
試したことうまくいかなかったことも含めて書いています。

現在の食事の形

湯煎式の食材を使用しています。
いくつか試食を重ねた中で、味や食べやすさ、価格、栄養バランスを考え、
現場として無理なく続けられるものを選びました。↓

【公式】こだわりシェフ 障がい者施設向け 完全調理済み

お米や調味料などは別途用意し、実費での対応としています。

当初は「調理」も検討しましたが、
帰宅ラッシュ、おやつ、入浴介助の時間帯と重なり、
スタッフの負担が大きくなることから、現在の形に落ち着きました。

食事のタイミング

通所先からの帰宅時間は、
早い方で15時過ぎ、遅い方では18時半頃(移動支援を利用されている場合)と、
最大で3時間以上の差がありました。

ご家庭での食事時間についてお話を伺っていく中で、
帰宅が早い方ほど夕食の時間も早い傾向があることが分かり、
それぞれに当たり前として身についている生活リズムが、大きく異なっていることが見えてきました。

また、移動支援については、入居前から長年の楽しみとして利用されている方も多く、
入居後も無理に変更することなく、そのまま継続してご利用いただいています。
(この点については、また別の機会に詳しくご紹介できればと思っています。)

さらに、通所先での昼食時間についても、事業所ごとに違いがあり、
早いところと遅いところでは、最大で1時間ほどの差がありました。

このように、夕方だけでなく、日中の段階からすでに
お一人おひとりの食事のリズムが異なる状況でした。

こうした状況から、
入居直後にいきなり全員を同じ時間に揃えることはせず、
まずは長年の生活習慣を尊重する方針を取り、

初期は特に「そらりすでの生活が嫌にならないこと」を、
大切にしました。

具体的なタイムスケジュール

当初は、
・早組:17時台
・遅組:19時台
という二段階制で食事を提供していました。

遅組の方も、日によっては早く帰宅することがありましたが、
入居当初は居室で過ごしていることが多く、
大きな問題はありませんでした。

しかし、半年ほどたち生活に慣れ、リビングへの行き来が増えてくると、
早く帰宅した日でも食事の時間まで待つ必要があり、
不公平感が生じたり、見通しの立ちにくさから混乱が起きる場面も見られるようになりました。

スタッフが居室対応を行うなど工夫しましたが限界があり、
最終的には18時に全員一斉で食事をとる形に切り替え、現在はこれで落ち着いています。

この判断が最初から正解だったのか、
慣れてきたタイミングだったからうまくいったのかについては、
正直なところ、今もはっきりとした答えは出ていません。

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